2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

矮小化される疑惑

私は、消極的民主党支持者のひとりだが、あらかじめ黒塗りされたようなメールのコピーに更に黒塗りを加え国会?予算委員会?に持ち出した民主党の在り方に、不満を越えて憤りすら覚える。黒塗りを加えなければ提示できないような代物なら最初から持ち出すべ…

映画「奇跡の人」

「ウォター!」の場面に尽きる。この(どの?)俺もいつかは"water!"と話すことができるのだろうか。それとも、多分はないであろう来世に賭けるしかないのか。いっとき、かつては必死に貯め込んでいた雑学の諸断片が有機的に結合しかけているような気がした…

健忘という名の読書

ハイデガーの「ヒューマニズム書簡」の邦訳=ちくま学芸文庫「「ヒューマニズム」について」を読んだ。二度目のはずだが初めて読むような気がするのはどうしたことか。詳細な注釈に加えて解説も充実している。とは言え、「存在と時間」との関連、流れが、い…

映画「ビューティフル・マインド」

天才数学者が、プッツンを克服し(それとも共存しつつ?)研究を続け、ノーベル賞を受賞する、という実話とのこと。少し前だったか、教育番組で、共感覚に言及された番組を観ながら、俺の場合、目覚めた時に覚えている類の夢ですらカラーだったのは、数える…

映画「CASSHERN」

なんかようわからんが、特にラストは、ええやないか。宇多田ヒカルの歌(詞)がえかった。公開当時観てなくて、単体で曲を聴いた時は、どこがええんやろう?と思ってたけど、。などと微妙にイントネーションの変な関西弁で書いてみたくなった。

「と」?

ハイデガー「存在と時間」下を(斜め)読み終わった。三分の一も理解できた(ら大したものだ)とは言わないが、結局のところ、数百ページもの文言を費やして、序説で提示された命題(哲学の定義)に帰着する。 現象学的存在論であって、この解釈学は、実存の…

映画「カサブランカ」

元武器商人役のハンフリー・ボガートは、背丈がレジスタンス指導者の美人妻役イングリット・バーグマンよりかなり低いので、撮影現場の二人のアップシーンでは、台に乗っていたとか。虚構の裏側(フレームの外)は、時に滑稽なものですらあるのだ。 ふと思う…

複製画に宿る何か

学生の頃のこと、(当時新聞を取ってなかったはずだが、遅配か何かで文句を言ったら、だと駄洒落だ。いずれにせよ)ムンク展の割引券かタダ券を手に入れて、電車で日帰りできる距離だったので週末に行ってみたのだ。多分、例の「叫び」とかも展示されていた…