♪Anarchy In The U.K.(1977)

niwaii2005-12-15

 和製ラップ同様、かつてパンクロックには全く関心がなかったが、先日の「ロック誕生50年」3夜目冒頭のライブ映像(添付画像)を観て見直した。狭いホールの彼方に向かい挑み掛かるような迫力があった。どのようなスタイルであろうと良いものは良い。(もっとも、派生したカルチャーとしてのパンクには、特にピアシングの類には、生理的な拒絶感を覚えるだけだが。)
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 流行り、かつ、残るモノと残らぬモノとを隔てるものは何か? 良いモノが残るのか、残ったモノが良いとされるのか。流行り廃りは、分野を横断して相互に影響する。あらゆる表現は時代の制約下にある。例え、古典を衒うにしても単純なリバイバルはあり得ない。だが、必ずしもオリジナリティーや完成度の問題でもない。何かがあるのだろうが、その何かは「事後的にしか見出されない」代物なのだろう。(「時代を先取」云々は、事後的な視点だ。)